就活は落ちて当然だから、落ち込まない
くよくよしてる暇はありません。次の面接、筆記試験、履歴書作成まだまだやることはたくさんあります。
次の会社に向けて頑張りましょう。
30社ほど受けて1〜4社から内定
18卒内定者平均
大体多くの人はこんな感じです。
10社受けて1社から内定もらえるってぐらいなので、就職活動がいかに難しいかがわかりますね。頭の良さや人柄の良さだけでなく、企業と合うか、また、その企業が現在どんな人が欲しいかで内定が決まります。つまり、どれだけ個人が努力しようが、相手と合わなければ落ちるということですね。これははっきり言って運です。
だから、落ちたからと言って落ち込む必要もありませんし、次に向けて準備しなければなりません。
高学歴でも落ちるのはなぜ?
大体、学歴で受ける会社の層というのが別れます。ソニーとか、トヨタとかを受ける学生は帝大(院卒)が多いです。
チャレンジャーな人は学歴が低くても受けるかもしれませんが、内定を取るのは至難の技です。多くの人はそれがわかっているので、そもそも受けません。また、中小企業としても、ここへ受けにくる高学歴は何か問題があったり、内定を出しても辞退される可能性があることから、採用しないケースもあります。
学歴によって受ける会社が自然と別れるんですよね。
いい会社では、高学歴同士で採用枠を取り合うわけですから、当然内定がもらえない人が出てきます。しかも、中小企業は高学歴を警戒している場合もありますし、簡単に受かるわけではありません。
また、学歴が足枷となり、プライドが許さず、中小企業を受けることすらしない人もいるので、最悪無い内定(NNT)ということも十分あります。
そう思うと、そこそこの学歴が一番いいかもしれませんは。大手も上がる可能性があり、中小企業企業も受けれますからね。
普通が一番ってやつですかね。
偏差値50(河合塾)の文系大学を例に出すと、無い内定10%大企業10%ぐらいです。大企業内定者は一般職も含まれているので、実際にはもっと少ないかもしれませんが…
就職は倍率10倍
こう考えましょう。10社受ければ、内定が取れると。
もちろん、自分の能力で行けそうな範囲内になりますが、10社受ければ、一社は必ず自分に合う企業が見つかるはずです。
数打ちゃ当たるじゃないですが、実際数打たなきゃどこが自分に合っているのか、どこが自分を欲しているのかわかりません。
だから、とにかく、興味があるところは受けましょう。私が、人事コンサルタントの人に聞いた話では、本命2割、そこそこが6割、滑り止めが2割だそうです。
本命:そこそこ:滑り止め=2:6:2
これぐらいのバランスで受けるのが良いそうです。この比率で受ければ、間違いなく就職はできます。無い内定という状況は避けられるでしょう。
10社受ける場合は、この割合で受ける企業を選ぶと良いと思います。
どの会社が入れるの?
どの企業が適正で、また、滑り止めになるのかということは大学によって違いますから、就職実績を見て判断してください。大体、大学の就職実績に載っている会社は上位の人たちですので、本命の2割の部分に当たりますね。
学年の割合でいけば、上位10%以上の人がいくと思います。
ボリューム層的には、就職実績になっている会社の子会社あたりの規模を有する会社が大学で上位30%〜40%以上に当たる人がいくと思います。この当たりがボリューム層になると思います。
下位30%は就職できてもよくわからない会社に入るって感じですね。アルバイトや契約社員、派遣社員なる人もいるので、分類が難しいですが。
下位10%が無い内定といった状況になりますかね。
残りの30〜40%は大企業の孫、ひ孫会社ぐらいの規模になると思います。
これは大学ごとに違うので、なんとも言えませんが、就活では、学歴×人間力が問われます。
学歴と言ってもちゃんと学力がある前提ですよ。
エントリーシートで学歴フィルター、SPIで学力フィルター、面接で人間力フィルターがかかるので、全て満たしている人は上位に入れますし、どれか1つでもダメなら厳しい状況です。また、私が適性検査を受けていく中で、やはり、企業のレベルによってSPIの問題の難易度に変化がありました。
大きい会社はSPIからして難しかったです。逆に中小企業はそこまで難しくはありませんでした。
エントリーシートで落とされた企業は現在1つだけですが、あれは学歴と言うより、単純に企業理念と合わなかったですねw
会社の雰囲気も気に入らず、行く気もなかったんですが、締め切りが近づくと出さなきゃ感があり、出してしまいました…
やはり、企業風土に合っている合っていないと言うものは確実にあります。事前にミスマッチが防げて良かったと思います。あの会社の雰囲気は本当に合わない。吐き気がします。
就職できれば立派だが…
無い内定や派遣、契約社員だと少々将来に不安がありますが(手に職がつくものは除く)、正社員や仕事に就けれた人であれば十分就活は成功したと言えます。
就職活動は大変です。スケジュール管理から、面接、履歴書をたくさん書いたりと、とても大変なんです。(2回目)
それが出来たのであれば、会社に入ってもやっていけるでしょう。
就職できれば立派ですよ。しかしながら、大企業であっても潰れる時は潰れますからね。会社に入ってからはゴールではありません。むしろスタートです。就活できたと言うことはスタートラインに立てたと言うことなので、それだけ立派ですし、そこから、能力を身につけて大手に転職することもできます。現在では、社員を解雇しにくく、人材の流動性が悪いですが、今後、雇用制度が変わる可能性は十分あり得ますし、すでに年功序列は崩壊していますから、能力次第で上に行けますし、どんどん日本もグローバル化の流れを受けて、実力主義の世界になってくると思います。大企業に入り、これで安泰だと言うのは間違いで、なんのスキルも身に付かない、社内政治に勝たなければ、出世できず、仕事は細分化されていて、会社が潰れたら何もできないただの人になる可能もあります。
いわゆる、大手病ってやつです。
大企業病(だいきぎょうびょう)
とは、主に大企業で見られる非効率的な企業体質のことである。
組織が大きくなることにより経営者と従業員の意思疎通が不十分となり、結果として、組織内部に官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義などが蔓延し、組織の非活性をもたらす。社員は不要な仕事を作り出し、細分化された仕事をこなすようになる傾向がある。
途中でリストラや首切られてどうしようもなくなる人は結構いますからね。スキルが身につく仕事は外注しているし、無駄な仕事しかできない。事なかれ主義、縦割り主義で自分では何もできない。
元大企業職員というプライドだけが残る。
エンジニアであれば、派遣でも時給2000円代の仕事もあり、飯が食えなくなることはまずありませんが、何もスキルがないとなるとアルバイトと同じ時給で働くことになります。
もうすでに、会社に入ったから安泰ということはなく、個人で能力を高めて行く時代になりました。その辺りまでしっかりと考えて良い就職活動ができると良いですね。
年功序列がありえない理由
なぜ年功序列が成り立っていたのか?
1950年代の日本の人口ピラミッドはこんな形です。綺麗な三角形ですね。
そしてこれが会社の構造ピラミッドです。若い新卒がたくさん入ってくるので、人口ピラミッド通り、綺麗な三角形ができるというわけです。
ではなぜ年功序列は崩れたのか?
これが2020年の人口ピラミッドです。
理由は簡単。ポストがないからです。
なんだかよくわからない役職を持ったおじさんは多いですよね。無理やりポストを作っているんですよ。本当に必要なのは、社長、役員、部長、課長、係長ぐらいなもんです。
ちなみに2050年はこんな感じらしいです。私が今21なので、55歳ぐらいですね。それでもまだ下の世代は少ないですし、どんどん減って行くわけです。これで年功序列なんて成り立つわけがない。歳をとっているから偉い、上の立場ということは当然なく、どの世代もガチンコで勝負することになりますし、雇われでは上に立つことが非常に難しくなると思います。
では、どうすればお金持ちになれる、偉い人になれるのかというと、会社を起業するしかありませんね。普通に新卒採用していたのでは、必ずピラミッドは崩壊するので、自分で社長になるか、共同創設者となって役員になるしかないです。成長するベンチャーに入れば、本部長ぐらいになれるかもしれませんね。
しかし、ベンチャー企業は当然リスクがあります。会社の寿命は大体30年と言われています。定年までの40年間以上会社が存続するのはかなり難しい。
しかし、それは大企業でも同じですけどね。潰れる時は潰れる。確率の問題です。100年続いても零細、かたや20年弱で世界でトップクラスの企業になったGoogleのような会社もあります。要するに何があるかわからんってことです。
ただ1つ言えるのは大企業ほど行き詰まる。日本では雇用者をクビにしにくいですから、どんどんと大企業病が蝕んでいきます。病気の人がいつまでも戦えるほど世界は甘くないのです。世界企業に全く歯が立たなくなることも十分あり得るでしょう。
今現在でも、世界で戦える企業なんてそんなにありませんけどね(ははっ…)
30年前の日本は本当に凄かったんですねぇ。
当時はバブルで地価が上がってますし、資産価値がもりもり上がっていたからこうなったんでしょうけどね。
企業にも盛者必衰ってもんがあります。企業に依存するのは危険ですから、一人で生きていけるスキルを身につけましょう。20代で厳しい環境に飛び込むのもアリかもしれませんね。