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45歳でリストラの嵐が吹き荒れる日系企業損じゃね?優秀な人はみんな外資系SIerは人材スクラップ工場

 

45でリストラ終身雇用とは何だったのか

近年話題になっている40代での配置転換並びにリストラと言うこの流れ。

富士通さんが特にその流れが顕著だったと言えるでしょう。

はっきりって日本企業のメリットでもほぼなくなってきていますよね。

日本企業と言えば年功序列で、終身雇用と言うような安定感があったわけですが、残念ながらこういったものが崩れ去ってきている。

データ経済が到来し、優秀なIT人材の確保が企業の競争力を左右するなか、NTTの澤田純社長は頭を抱えている。「35歳になるまでに、研究開発人材の3割がGAFAなどに引き抜かれてしまう」。

プロ人材の獲得を阻むのは「年功序列型」の報酬制度だ。米IT人材の平均年収は20~50歳代で1千万円を超え、ピークは30代の1200万円超。日本は20代から階段状に積み上がる年功序列型で、最も高い50代でも約750万円、30代は520万円。優秀な若手人材はこの賃金体系では「育成中」との位置づけだ。

アジア諸国とも差がでてきた。英人材サービス大手ヘイズの18年転職時給与調査によると、データサイエンティストの最高額は中国が前年比67%増の100万元(約1660万円)で、日本は1200万円だった。IT人材の平均年収も低い。経済産業省によると日本は約600万円で、他の産業・職種に比べ1.7倍で、インドは同9倍、中国は同7倍だ。

 

 



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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42701930Q9A320C1SHA000/

 

 

給料も圧倒的に外資系の方が高いですし、成長すると言う面でも外資系の方が圧倒的に成長できます。

日本企業のメリットであった終身雇用と年功序列。この2つが崩れてしまった時点で日系企業に入るメリットと言うものが存在しなくなってきたと言えるでしょう。

現に、優秀な人たちは外資系に行く傾向が強まってきました東大生の就職先を見てもマッキンゼーやゴールドサックス、GAFAといった外資系企業が非常に多くなってきています。

世界のシステムにそぐわない

単純に日本の年功序列モデルと言うものがあまりにも今の現代社会に適していないと言う事でしょう。

そもそも研究職や新たなものを生み出すクリエイティブ職と言うのは若者の方が圧倒的に有利ですし、歳をとってから何かを作り出すと言う事はなかなか難しくなってきます。

そういった生産性のない人々に多くお金を払うために若者たちが一生懸命働いたとしても、給料が低くなってしまい、優秀な人材が離れていきます。

そして歳をとったこれでいっぱいお金がもらえるんだぞ、となった時でも40代と言う壁でリストラということになってしまいます。

こうなってくるとただ単に今にいる方々の養分にしかならず、その方々を養うためにこき使われ、そして捨てられていく運命にあるということになってきます。

奴隷と言わずしてなんというのか。若者を舐めるなよ。

富士通NECはただ代理店と化した

正直、富士通そしてNECこの2社に関してはメーカーではなく、ITサービス屋になりました。ITは製造業よりもコモディティー化しやすい分野でもありますし、一極集中が進んでいく分野でもあります。

皆様がよく使っているサービスと言うのはほとんど、AmazonGoogle FacebookApple

日本企業であれば、LINEリクルート楽天Yahoo!ドコモやソフトバンクといった企業になっているのではないでしょうか?

富士通NECと言う会社の名前はまずないと思います。

この2者が多く仕事を抱えているのはいわゆるBtoBの仕事となっています。

こうしたBtoBの仕事に関しても、ほとんどのソフトウェアが安価に外資系企業から流れてきます。SPAのERPパッケージとかが典型的ですね。そのITサービスをこれどうですか?うちでカスタマイズしてあなたに売りますよ!てな感じで利用を促進させるサービスを行っている企業としての側面が強くなってきています。

 

簡単に言えば、ドコモとそしてドコモの端末を売る販売代理店のような関係になっているといえます。

販売代理店のようなビジネスモデルが儲かると思いますか?

儲かるわけがないのです。ではなぜNEC富士通といった企業がいまだに残っているのか。

それは国内の官公庁向けのサービスを独占しているからです。しかし、ここの市場がなくなれば必然的に縮小していきますし、今後日本の人口減少を考えると確実にこうした富士通NECと言う会社は縮小していくと言えるでしょう。

結局、海外に勝てない世界市場で戦えない企業だったと言うことです。

それは当たり前の話なのです。優秀な人たちをないがしろにしてきたということです。

外国の企業では、多額の給与が手に入る環境があり、バンバンとお金を払っている状況の中で、なぜ日本企業で安いお金で働かなければならないのかとなるはずなのです。

当然、日本のITサービスが世界に戦えないというのも必然だといえますし、昔から日本のIT エンジニアに対する待遇の悪さと言うものは非常に有名でした。

失われた30年間日本の悪い面が強く出てしまったと言うことです

45歳でリストラされないためには?

 45歳でリストラされないためにはどうしたら良いのか。

これは非常に難しいです。公務員になればおそらくリストラはないでしょう。

ただここまでグローバル化が進むと、日系企業外資系企業と戦うために、外資系のスタイルがドンドンと取り入れられてくると思います。

そうすると40代でリストラされない組織はなかなか少数派になってくる可能性があります。

そう考えると、リストラされた場合にはどうしようということを考えたほうが建設的だと思います。

1つは自分の能力で稼げるようになると言うことです。

見ていても若い人たちは優秀なので、自分の力で稼いでいる人が数多く存在します。

私もその1人ではありますが、できる限り多くの方々が仕事を作り出せる能力、スキルを身に付けていかなければならないだろうと感じています。

そしてスキルと言うことで1つ申し訳なければならないことがありますが、それは会社の中で役立つスキルでは全く意味がないと言うことです。

会社の中で役立つスキルではなくて、自分自らが仕事を獲得していけるようなスキルを身に付けなければなりません。

当然会社に属しているときには、会社で役立つスキルを身に付けるのは絶対に必要ですが、いざ会社から放り出された場合には、そうしたスキルが全く役にたたなくなってしまいますので、趣味でもいいですから、何かしら自分で価値を生み出すということをしていきましょう。