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-進学就職情報メディア-

進路選びに迷う、自分の選択が正しいのか不安になるそんな人のための対処法

 

迷う進路選び

不安ですよね。

進路選ぶ時、職業を選ぶ時。本当に迷います。どうすればいいのか、すごくよく考えました。

そもそも悩める人は優秀な人です。選択肢がたくさんあるということですからね。

しかし、無能な私は選択肢が限られていたので、幸か不幸かあまり迷うことはなかったのです。

つまり、選択肢を絞れば不安もクソもなくなるのです。それしか無いのだから、やるしかなくなる。

自由だからこそ、苦しむのです。

「自由の牢獄」

自由の牢獄 (岩波現代文庫)

舞台はイスラム世界。主人公の男は、あるとき、扉がいくつも連なる不思議な空間に迷い込む。そこで、不思議な声が響き、彼は、扉の中の1つを選べと選択を迫られるのだが・・・。

無数の選択肢の中からただ1つを選ぶ。我々の人生は、基本的に選択の連続で、さらに、選択の最終的な決定権は我々自身が持っている場合も多いのではないでしょうか。人生には選択の自由があるけれど、この作品の主人公のように、自由であるからこそ、我々は常に悩んで生きているのだと思います。自由って素晴らしいもののように思えるけれど、実際には、選択の全責任を自分が背負わなくてはいけなません。

世の中に溢れている一見「自由」なものも、あくまで、何らかの制約のある空間においての自由なのであって、完全な自由というものが与えられたときに、果たして、我々はちゃんと選択をすることができるのか。「自由の牢獄」というアイデアにはっとしました。

「自由の牢獄」 ミヒャエル・エンデ: Andre's Review

条件を作る

条件をつけると自然と答えが見えてきます。

  1. 家から通える
  2. 自分でも入れるレベル
  3. 興味がある分野
  4. 潰しが効くかどうか
  5. スキルが身につくかどうか

     …

こんな感じでリストアップしていきましょう。

私が進学先や就職先を選ぶ時はこのような形でリストアップし、条件に合うところを絞り込んでいました。

 私の場合はこんな感じ

  1. 事務職
  2. 専門スキルが身につく
  3. 住宅、家賃手当がある
  4. 休みが多い
  5. 残業が少ない
  6. 転勤はOK
  7. 車に乗らなくていい

10年後、20年後を考える

大学は4年間だけですので、大学選びでは4年後のことを考えていれば大丈夫です。

しかし、就職先を選ぶのは簡単には決められません。なにせ、40年以上も働くのだから。(若い方は生涯働き続けることになるでしょう)

確かに、企業規模が大きいほうが、年収は高くなります。

しかし、よく考えてみると、我々の世代(2018年現在で20代前半未満の方)は10年後に今の30代の方と同じ年収を得ているのでしょうか?

既に年功序列は崩れ去り、大企業でもグローバルの波に飲み込まれ、崩れる企業も出てきました。

日本の人口動態、人口構成を考えると年功序列などあり得ないのです。

年功序列は年金と同じく、壮大なネズミ講であるのです。

また、高齢化がより進み、社会保障費の負担が増え続け、税金はより重たくなるはずです。

そんな国で嫌なことを耐えて頑張る気力が起きるでしょうか。私は起きません。

だから、やりたいことをやるのが一番良いのです。

何が妥協できて、何を妥協してはいけないのか

究極的にはやりたいことをやるのが一番良いのです。

だから、就職しやすいから、需要が高いからと言って適性がない分野の仕事をするのはやめましょう。

そこは外せません。しかし、スキルを身につけなければ、転職もできない、職も見つからないという事態に陥ってしまいますので、スキルアップできる環境がある場所を選びましょう。

ここも妥協はできません。

また、家賃にお金を取られるのは無駄が多いです。出来るだけ実家から通え、転勤の無い企業に勤めるのがオススメです。もしくは、転勤があっても住宅手当や家賃手当があればそちらの会社もいいでしょう。

転勤がある仕事のほうが給料が高くなる傾向があるので、個人的に一番オススメなのは転勤ありで、住宅手当が出る会社です。

妥協しても良いですが、粘ると金銭的に楽。

お金はやはり大事ですが、会社で働くこと以外でも増やそうと思えば増やせます。

重視しないわけにも行きませんが、ある程度は妥協できるかもしれません。

最後に、自分が入れそうなところを選びましょう。入らなければ意味がありませんからね。