「スターバックスコーヒーでのアルバイト経験があると就職活動で有利になる」という説がささやかれるようになって久しい。「エントリーシートや履歴書を手書きすると、誠意が伝わって書類選考を通過しやすくなる」「体育会出身の学生は高評価」といったうわさも出回っている。これらの“都市伝説”は真実なのか、それともデマなのか?
就活の都市伝説を一つ一つ答えていきます。
手書きの履歴書でなくていい
履歴書を手書きでないと落とすなんて、こんなくだらないことで判断している会社があるのであれば、入らない方がいいです。
非生産的なことに力を注いでしまうような会社はそのうち潰れます。
見る方も知りたいのは内容であって、字の上手さではありません。習字の大会ではないのですから、その人の人となりさえわかればいいのです。
スタバでバイトは有利?んなわけあるか
ありえません。
バイトをして何を学んだのかが重要なだけです。どこのバイトをしていようが、頭を使って考えながら仕事をしていた人であればアピールポイントになると思います。
逆にスタバで働いていようが、頭を使って働いていないのであれば、アピールにはなりません。
私服可の場合はスーツでないと落ちる?
私服でも可と書いてあるのですから、私服でも大丈夫です。
私服だからと言って評価は下がりません…
というと少し語弊があります。汚れていたり、変な私服だとイメージが下がる可能性があるのでスーツが無難です。
ファッションに自信があるのであれば私服でも構いません。私は自信がなかったのでスーツで行きました。
体育会系は有利?
有利な場合もあります。採用担当がスポーツマンの場合には好印象でしょう。
また、体育会系が求められる職種というのは存在します。車のディーラーや銀行の営業(ソルジャー)不動産営業では体育会系が求められる印象があります。
共通点としてはノルマがキツイ仕事という点ですね。やはり、精神的にキツイですから、キツイことでも耐えられそうな体育会系を欲しがる傾向があるのだと思います。
SNSやウェブを調べられることはあります…
これはないと言われていますが、あります。
ネットは実名や個人が特定できる内容の書き込みはやめましょう。
変なことをしていなくとも危険です。
特に、今は信用情報が売買されるような時代です。個人情報の重要性はかなり高まってきていますので、極力ネットでの無闇矢鱈な書き込みはやめましょう。
圧迫面接はある?
あります。ただ、圧迫面接を行う企業は9割型ブラックなので入るのはやめましょう。
企業担当者のレベルの低さがわかります。圧迫面接をしても企業側には何らメリットはありません。むしろデメリットが多いです。学生のブラック企業への憎悪は凄く、圧迫面接を行う企業は一瞬で拡散されます。
圧迫面接を行う企業があった場合には、学生は仲間内で情報を共有しましょう。みんなの就職活動日記いわゆる「みんしゅう」で書き込まれていると思います。
名だたる大企業であっても態度の悪い面接官は多くいます。
顔採用はある?
ありますよ。当然あります。特に表情はよく見られます。キリッと引き締まった顔の人は有利ですし、マヌケな顔は落とされます。
人は見た目が9割という本があります。科学的にも人間のある情報の8割は視覚からと言われています。
9割は誇張にしても、8割は見た目で判断されますので、当然顔がいい方が採用されやすいです。営業や接客ならなおさらです。
これは差別にあたるので、直接的にありませんという人は多いですが、それは嘘です。本当はあります。テレビで見た目が採用に与える影響を実験、調査したものがありますが、トンチンカンなことを言っていても、イケメンや美女(モデル)が採用されました。
これが現実です。理不尽でしょ?
学歴フィルターはある?
これはないと言えば嘘になりますが、だんだんとなくなってきているのは事実です。と言ってもFランは弾かれることが多いです。
偏差値45以上の大学。具体的な大学群をあげると大東亜帝国レベルの学生であれば、普通の企業は必ず受けられます。ただし、大手企業は露骨に学歴フィルターが存在します。TOEICフィルターも存在します。ESに点数を書かされる場合は点数で足切りするケースが多いです。
大手大企業の場合はESで足切りすることが多いのですね。ESを突破したら学歴フィルターは通過したと考えていいでしょう。