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できればいじめの少ない土地へ…県民性ってマジであるよね

京都、宮城は辞めとけ

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http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/4475/00234706/4_besshi1_ninchikensu.pdf

 

こうしたが1000人当たりに発生する件数は4.21件(同3.98件)となっているが、小学生が初めて2.6件と2件を超え、暴力行為が低年齢化していることを裏付けている。

・教師に対する暴力:大阪府1851件、神奈川県917件、愛知県412件

・生徒に対する暴力:大阪府5817件、神奈川県4927件、千葉県2544件

・対人と器物損壊を含む合計:大阪府9785件、神奈川県7551件、千葉県3656件

・1000人当たりの発生件数:大阪府10.3件、高知県9.2件、神奈川県8.2件

 暴力行為では、大阪府と神奈川県、千葉県の暴力行為の多さが際立っているといえよう。

いじめ
 さて、学校問題でもっとも多いのが「いじめ」だ。15年度の小・中・高校および特別支援学校におけるいじめの認知件数は22万4540件(同18万8072件)と前年度より3万6468件も増加している。

 内訳は、小学校15万1190 件(同12万2734 件)、中学校5万9422 件(同5万2971件)、高校1万2654 件(同1万1404 件)、特別支援学校1274 件(同963件)と、いじめ問題が圧倒的に小学校で発生していることがわかる。ただ、学年別いじめの認知件数では、中学1年生が3万1045件でもっとも多く、次いで小学2年生の2万8253件、小学3年生2万7470件の順となっている。1000人当たりの認知件数は16.4件(同13.7件)だ。

 では、都道府県別ではどうなのか。ワースト3は以下の通り。

・小学校:千葉県2万2563件、京都府2万1264件、宮城県1万4613件
・中学校:千葉県6588件、愛知県4428件、京都府3043件
・高校:愛知県973件、北海道940件、鹿児島県917件
・1000人当たりの認知件数:京都府90.6件、宮城県70.8件、山形県48.4件

 暴力行為で生徒に対する暴力と合計でワースト3に入っている千葉県が、小中学校のイジメでワースト1位に入っており、千葉県の学校教育の現状が危惧されそうだ。一方、暴力行為ではトップだった大阪府やワースト3入りしていた神奈川県は、いじめではワースト3から外れている。

貧富の差が大きいといじめが増える

学校現場で感じる子供の貧困と格差
2014/2/19(水) 20:33
■6人に1人の子どもが「貧困」水準
日本は子どもの貧困大国で、なんと子どもの6人に1人が「貧困」に該当するそうです。~「貧困」はあくまでも相対的なもので、その国で文化的な暮らしを送っていくのに必要な収入がないことを意味します。

貧しい家庭といっても、第三世界と比べれば豊かではないかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。そのとおりです。でも、ここで言う「貧困」は、相対的な貧困です。クラスの平均的な子と比べて「貧しい」子が増えているという話です。

■NHK視点・論点 「子どもの貧困を防止する」
失業、望まないパートタイム労働、非正規雇用が増加しました。また、リストラや倒産、賃金カットなどが相次ぎ、生計を維持することが難しい世帯が増加しました。

離婚による1人親世帯、女性が主な稼ぎ手の世帯、稼ぎ手のいない世帯の増加などが、子どもの貧困化を招いたといえます。~

子どもの貧困は、単に家庭にお金がないというシンプルな問題ではありません。

子どもの虐待やドメスティック・バイオレンス、病気や精神疾患、自殺についてあれこれ思い巡らしたり、犯罪、破産による家庭崩壊など、さまざまな複合的な困難が絡まっていることが多いのです。そのため、家庭が社会的に孤立しがちです。~

縦割り行政の壁を取り払い、関係諸機関・団体・支援者がチームで対応することが必要です。
出典:NHK視点・論点 「子どもの貧困を防止する」 2013年06月25日
日本は豊かな国です。さらに、何十年前と比べれば、全体的に豊かになっていると思います。学校の給食も教材も、何十年前と比べて豊かになっています。しかし、相対的に見た貧困の割合は、増加しています。

■全体的に豊かならいいか?
全体的に見て豊かになったことは、とても良いことです。昔は、子供用の自転車などなく、大人用の自転車に「三角乗り」していました。その後、子供用の自転車ができます。それでも当初は、自転車は贅沢品でした。子供にとっては宝物です。

きれいな筆箱も、おしゃれな靴や、最新型のパレットやシャープペンシルも、宝物でした。大事にしていました。でも今や、そんなものほとんどの子が持っています。落としても取りに来ない子もいます。放置自転車が問題になったりもします。みんなが、昔と比べればすっかり豊かになりました。

今、豊かな子は本当に豊かです。地方都市から、家族でディズニーランドに行きます。みんなでディズニーのホテルに泊まります。そういう子は、クラスに何人もいます。家族で海外旅行に行く子もいます。

何台ものゲーム機を持っている子も、たくさんいます。何千円もするゲームソフトをたくさん持っている子もいます。お年玉を合計10万円もらう子もいます。

でも、そんなこととは遠い子もいます。泊りがけでディズニーランドに行くのは、大金がかかります。どの家庭もができるわけはありません。海外旅行など夢のまた夢で、家族旅行に行ったことがない子たちも、もちろんいます。大金をくれる親戚などいない子もいます。

手の込んだクリスマス会や、誕生会を毎年してもらえる子もいれば、クリスマス会も誕生会も、まったくない子供もいます。その子の家には、サンタクロースが来ません。

経済的に豊かな子は、自分の生活が当たり前だと思っていますから、別にいばるつもりではなく「ディスにーランドに行ってきた!」などと普通に話していますが、そんな話を寂しい思いで聞いている子もいるでしょう。

■現代の「貧しさ」
昔のような貧しい子はほとんどいないでしょう。生活保護や就学援助もありますから、大昔のように一目でわかる貧しい子は、まずいません。貧しさのために高校へ行けない子も、ほぼいません。

それでも、他の子達と比べて「貧しい子」が増えている問題があります。そのような子達の多くは、決してみじめではないと、私は感じています。ほとんどの子は、明るく元気にがんばっています。

高校進学するときに、「私立でも公立でもお前の好きなところへ言ったら良いよ」といわれている子もいれば、「できれば公立で」「とても私立は考えらない」という子もいますが、多くの子は自分の家の経済状態を理解しています。

それでも、貧しさのために可能性が狭められている子達もいます。たとえば不登校の子達で、欠席日数や成績の関係で公立の全日制は行きにくい子達がいます。

本人にやる気が出て、家にお金があれ、いくらでも塾に行かせ、家庭教師をつけ、学力をアップさせることもできます。しかし、そんなことができない家庭もあります。

お金があれば、欠席日数が多い子も受け入れてくれる私立高校や、サポート校(通信制の高校に入学させ、その高校を卒業できるようにサポートしてくれる学校)に行かせる進路もありますが、お金がなければ公立の定時制高校しか選択肢がないこともあります。多くの定時制高校は、良い高校です。先生方もとても熱心です。ただ、お金がないと選択肢が狭くなるのは、事実でしょう。

高校卒業後の進路も同様です。学力、健康、そして経済状態によって、選択肢の幅が違ってくるでしょう。

家庭において、パソコンやスマホでインターネットを駆使している子もたくさんいますが、どの家庭にもパソコンがあり、ネットがつながっているわけではありません。学校でしか、インターネットにふれられない子もいます。

パソコンもインターネットも贅沢でしょうか。でも今や多くの家庭でできていることが、できない子達がいます。

多くの子は明るく元気とはいえ、他の家庭では普通のことが自分の家庭では許されないことで、悲しみや怒りや絶望を感じている子もいるでしょう。

■さまざまな貧しさと格差
貧しさが経済的な貧しさだけであれば、現代日本社会においては、いくらでも手はあると思います。大変だけれども、何とかなる方法は、いろいろ考えられます。

貧しくとも、心豊かな生活を送っている方々を、私はたくさん知っています。

しかし、経済格差は、他の格差をも伴うことが多いでしょう。人生の早い段階で希望を失っている子達もいます(山田 昌弘 (著)『希望格差社会』)。

お金がなくても、心のこもった誕生会やクリスマス会はできます。温泉旅館に行けなくても、おにぎりを持ってピクニックには行けます。でも、ギャンブルや自分のアクセサリーを買うお金や時間はあっても、子供に使う時間をお金をもっていない人もいます。一生懸命がんばっていても、その心の余裕がない家庭もあります。がんばってはいても空回りしている家庭もあります(やればやるほど逆効果:空回りと人間関係の心理学)。

希望を失い、目標を失い、学力や道徳心を育てる教育意欲も失っている家庭があります。その中で、子供達は苦しんでいます。

お金の貧しさ、教育の貧しさ、人間関係の貧しさ、愛の貧しさに苦しんでいる子達が、たくさんいます。

マザーテレサが言っている通りです。「本当の飢えは、アフリカやインドのような第三世界にはない。本当の飢えは、東京やニューヨークのような大都会にある。誰にも愛されないという飢えが。」

■今、学校で

給食でだけ、温かい手の込んだ食事を食べている子もいます。学校がなければ、健康的な運動もしない、芸術にも触れない、読書もしない子達がいます。別の子達は、家庭においてすばらしい環境が用意されている。

政治や行政、様々な福祉サービスの充実など、もちろん必要です。でも同時に、その子達と毎日接している教師達と学校を支援したいと思います。

公立高校にも貧しさの問題があります。さらに現代では、私立高校においてですら、貧しさの問題が起きています。みんなが好んで私立を選んだわけではありません。また授業料の補助があり、以前よりも経済状態が良くない人でも入学できるようになっています。

助けが必要なのに、助けを求めない、求め方がわからない家庭も多くあります。学校の教職員なら、きっかけが作れることもあります。

さまざまな貧しさの中で、学校で問題行動を起こしている子達もいます。非行、怠学、暴力、いじめ、不登校などのさまざまな不適応行動が、貧困問題と絡んでいます。先生方が苦慮している場合も多々あります。ぜひ、みんなでこの子達を支えたいと思います。

さらなる不幸が起きないように。貧しさの再生産を防ぐために。