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各学部の特徴と入るべき人まとめ文理選択に役立ててください

文系でメジャーな学部

文系の主な学部は、法学部、経済学部、文学部、教育学部、外国語学部などです。

大学によってさまざまな学部名や学部・学科の区分けがありますが、主流な学部はこの5つです。

人文学系と社会学系に分けられます。法、経済経営が社会科学。文、教育、外国語が人文科学になります。

社会科学系

法、経済経営学部が主に入る。

法学部の特徴←オススメ!

法学部は憲法民法、刑法、商法、行政法、労働法…さまざまな法律について学ぶ学部です。その種類は非常に多く、中学・高校で学んだ「法」について、より深く学びながら研究をします。

法学部に進む人って、何になるの?

早稲田大学慶應義塾大学の法学部生の就職先を見てみると、国家公務員や地方上級公務員、民間の金融機関に就職する人が大半を占めています。

私の周りでも公務員や独立行政法人などの公的な機関に就職する人が多かったです。

民間だと不動産や金融などが多いですね。


また、法学部と言うと、六法など分厚い本を持ち歩き法律を暗記しなければならないと思われがちですが、実際そんなことはありません。法の解釈を学ぶところですから、法学部だからといって、すべての法を暗記しなければいけないなんてことはありません。ただ、テストは一発勝負なので、テスト前は暗記地獄です。

基本的に法学部は卒論がないので楽だと思います。暗記が得意な人にはオススメの学部です。

法学部と聞くと、きちっとかちっとしたようなイメージを持ちがちですが、実はそこまで堅苦しい学部ではないのです。むしろルーズです。なぜならば、出席しなくとも単位が取れてしまうからです。そのため、時間や日程には余裕ができ、大学生時代を好きに使えます。

そのため、堕落していく人も多いのですが…

比較的、公務員など安定した職に就きたいと思っている人に人気なのが法学部ですね。

 

☆法学部に向いている人
・法学や政治学に興味がある
・弁護士や司法書士公認会計士、税理士になりたい
・国家公務員や地方上級公務員になりたい
・法学を学んで将来に活かしたい
・レポートを書くことよりも試験勉強のほうが得意
・暗記が得意

 

経済学部の特徴←大学版の普通科

文系の学部の中で、一番数が多い学部が経済学部です。高校で言うところの普通科みたいな感じですね。特に入りたい学部がない場合は経済学部って感じです。
大学によっては、経済学部と経営学部で別々になっているところもあれば、経済学部内で、経済学科と経営学科に分かれているところもあります。

経済学部で学ぶ内容は、3つに大きく分けられます。

1つ目は、経済活動のモデルを作り数理的に分析していく「理論経済学」です。ミクロ経済学マクロ経済学などが当てはまります。大学一年生で確実に勉強します。必修科目ですね。

ミクロ経済学では、ものが売買される価格と量、需要と供給によって決まる理論などを学び、小さな視野で経済の動きを見る学問です。一方、マクロ経済学は、国民所得や失業率などを対象として、国全体での経済を考え、より大きな視野で経済を見る学問になります。

2つ目は、理論経済学を応用する「応用経済学」です。理論経済学で培った基本的な知識を、より現実の経済に当てはめることが応用経済学の役割です。現実に即した実践的な内容を学ぶことになります。

3つ目は、経済学の「思想と歴史」です。経済史、政治経済学、経済思想などが当てはまります。この分野では、社会科学系統よりもむしろ、人文科学系統よりの内容を学びます。この分野では上の2つの分野とは違って、数学をあまり使いません。

 

理論経済学と応用経済学は、数学を多用します。ですので、理系から文転してくる人も中にはいます。数3を活用してお金の動きなどを見ていくので、文系の中でも、数学にあまり抵抗感がない人が進学する傾向にあるのが経済学部です。

また、経営学というのは経済学とはまた少し違った内容を学びます。経済学では、経済そのものに焦点をあてますが、経営学では、企業に焦点をあて、そのメカニズムについて学びます。たとえば、企業がどのように資金を調達するのか、社員の管理や育成をどのようにするのか、会計をどのように行うのか、どのように消費者の購買意欲を沸かせる戦略を立てるのか、など、企業が実際に直面するテーマについて学びます。身近なテーマを深く掘り下げて学ぶので、より実践的なことを学び、活用できるようになるのが経営学です。将来起業を考えている人や、企業の仕組みについて興味を持っている人が進学する傾向にあります。

また、商学部と呼ばれる学部を設けている大学もありますが、商学経営学は似通っているところがあり、“企業の目線で”お金やモノの流れを見る学問だと言えます。

商学部は経済学部と経営学部の両方の勉強をすることができる学部と覚えておきましょう。

 

☆経済学部に向いている人
・数学にそこまで苦手意識はない
・経済学や政治学に興味がある
・身近な生活にある社会の動きに興味がある
・経営に興味があったり、起業したいと思っている
・将来、金融機関に勤めたい

 

文学部・人文学部の特徴←学問としては一番楽しい

文学部、または人文学部では、人文科学系統の学問を学びます。すなわち、文学・語学・哲学・心理学・歴史学・考古学・文化人類学などです。見てわかるとおり、文学部は分野の幅が非常に広い学部です。大きく分けて「言語系」、「思想系」、「歴史系」、「行動系」の4つの分野があります。

 

「言語系」はつまるところ文学です。日本の古書や他の国の文学に触れ、翻訳を行ったり文章理解をはかります。いろんな文学作品を数多く読みふけることになります。私の友人では、年間で何百冊も本を読むという子もいます。

「思想系」は、つまりは哲学です。高校の勉強でいうと「倫理」が哲学に繋がります。思想系の授業では哲学・倫理・宗教などを主に学びます。哲学や倫理について深く考えるので、かなりの思考力が必要な学問です。

「歴史系」は、歴史学や考古学、文化人類学が当てはまります。過去に起こった物事を取り上げ、残された物や建造物、文章などから研究します。一次資料を正確に読み取り、事実かどうかを検証していくという、非常に根気のいる学問です。

「行動系」は、心理学や社会学が当てはまります。人間の認知・行動を学び、人がどのような状況でどのような行動をするのかを研究します。心理学は人を用いた実験が多く、授業も実験が中心で、面白いと感じる学生が多いようです。

☆文学部に向いている人
・本を読むことが好き
・歴史が好き
・哲学に興味がある
・人間が好きで心理学を学びたい
・人類の歴史について知りたい
・自分が興味を持てることについて研究をしたい
・資料研究を根気よく続ける自信がある
・試験よりもレポートの方がいい

教育学部の特徴←教員目指すなら

教育学部は、教育のあり方を本質的なところから探る学問です。親のしつけの仕方から学校の教育内容、文部科学省の政策や企業における人材教育まで、教育に関する多角的な研究を行います。また、教育学の研究の他にも、教員養成も目的としているのが教育学部です。国立大学に多く学部が存在することが特徴です。

教育学部には、大きく分けて「教員養成系」と「教育学系」の2つの分野があります。
「教員養成系」は主に小・中学校の教員を要請することを目的としています。「教育学系」は教員養成が目的ではなく、教育とその関連領域に関する基礎的な教育研究が主な目的です。

卒業生の進路は、教育学の研究者や一般企業での人事職、公務員の一般職がメインとなっています。教育学部に進む人は、将来教師になりたいと思っている人や、教育機関で仕事をしたいと思っている人が多いです。教育実習など、教師としての教養を身に付けるための実習が多いことも、教育学部の特徴です。

 

教育学部に向いている人
・教育学に興味がある
・子どもが好き
・学校の先生になりたい
・将来は教育機関に携わりたい
・日本の教育制度について興味がある

国語学部の特徴←国際交流が好きならここ

女の子が多い学部です。

国語学部は、実用的な外国語能力を身につけ、諸学問分野の教養や研究方法を学ぶ学部です。主な目的は、特定の国や地域の言語を修得することと、その言語が使用されている国や地域に関する文化などさまざまな研究を進めることです。
言語自体の研究では、文法や語法をはじめ、言語史、語彙論(ごいろん)、語源研究、方言研究などさまざまな内容があります。また実用的な語学の能力を身につけ、会話ができるようになることも大きな目的の1つになります。地域研究も、言語の研究の重要な目的の1つです。その国の社会や経済のあり方といった、社会科学の領域へも踏み込んで研究していきます。異なった文化の国や地域との交流の方法なども理論的に学びます。

 

卒業生の進路は、習得した言語運用能力を活かすことによって、商社や外資のメーカー、航空会社など多種多様です。英語教員や国際公務員の希望者も多くいます。通訳者や翻訳家になるために、卒業後も外国の大学や院に進学する人や、民間の語学スクールで講師として勤務したりと、学んだ言語を活かした職に就く人が非常に多いというのが特徴です。外資系の企業への就職に有利なのが、外国語学部で、「外資企業に就職したい!」という思いから、外国語学部に進む人も多くいます。

☆外国語学部に向いている人
・外国語を話せるようになりたい
・異文化交流が好き
・すごく興味を持っている国がある
・国際社会やグローバル化に興味がある
・外国語を活かした職に就きたい
・グローバルな職業に携わりたい

 

 
理系でメジャーな学部

理系の主な学部は、自然科学系統に属している、理学部、工学部、農学部、医学部、薬学部、歯学部、看護学部などです。

大きく分けると、医療系とその他自然科学で別れます。

医療系は医、歯、薬、看護など。

その他の自然科学は医療系以外です。

理学部の特徴←真理が知りたい人に

理学部は、数学科、物理学科、化学科、生物学科、地学科などに分かれています。理学部では、高校で学習する「数学」「物理」「化学」「生物」「地学」の延長線上で高度な研究を行います。

科学的に解明していない謎を徹底的に突き詰めるのが理学部です。

理学が理論を解明し、それらを応用して工学に役立て人の役に立つと言うのが一般的な流れです。

世の中の真理や断りに興味がある人は理学部。それらの方式をものつくりに役立てるのが工学部だと思ってください。

農学や工学は人の役に立つために存在する学問です。

理学はこの世の中を解明するための学問です。直接人の役に立つものではないと言うことだけ理解してください。ビジネスとは人助けです。困りごとを解決すると報酬がもらえる。そう言う仕組みなので、民間企業に入ると必ず人の役に立つものを作らねばならなくなります。大学のような研究機関ではないので、その辺りのギャップで苦しむ人が多いようです。そのため、教員などの方が性に合っていることも多々あるそうなので、進路については自分の適正に合わせて選択してください。

 

宇宙に関するマクロな研究から、電子顕微鏡を使うミクロな研究まで幅広い研究がなされています。研究や実験ももちろんおこないますが、主に「理論」を学ぶというのが理学部の特徴です。1~2年次は座学が中心で、3年次以降は実習漬けとなる大学が多いです。

また、大学によっては「理工学部」として理学部と工学部がまとめられているところが多くあり、理工学部内で、それぞれの学科に分かれる形が取られています。近年では理学部と工学部の研究内容が相互にリンクしたりと、垣根がなくなりつつあるようです。

 

☆理学部に向いている人
・数学、物理、化学、生物、地学が好き
・自然の研究をしたい
・宇宙について研究をしたい
・発想力や想像力が豊か
・実験や研究をしたい
学芸員になりたい
・研究職に就きたい
・高校で理系科目を教えたい

工学部の特徴←就職は強いけど男しかいない

就職最強学部ですが、学科によってかなり異なるので注意。

工学部は、噛み砕いて説明すると「モノづくり」をする学部です。その分野は、住居や家電機器から、新素材開発、生命工学など非常に幅広いです。大学での工学の勉強は、実験や実習がほとんどになります。実験室に所属すると、時には徹夜作業になることもあるので、物事を論理的に考える能力だけでなく、集中力や体力も必要となります。工学が目指すのは「人間社会に役立つモノづくり」です。モノづくりが好きで、工学の研究成果を人々のためにどう活かせるのかを常に考えられる人が工学部に向いています。
理論を学ぶ学問色が強い理学部に比べて、より実践的で実用性の高い技術を身に付けるのが工学部だと言えるでしょう。
 
工学部は、モノづくりに活かせる実践的な技術を身に付けるので、就職が有利であるというのも特徴です。

特に機械系・電気系が強く、それに次ぐのが材料系・情報系・建築・土木系となっています。また、大学院進学者が多いことも特徴です。首都圏では、東大・東工大では院進学が圧倒的、早慶千葉大でも院進学が多数派で、MARCHでも半分の学生は院進学をしています。

 

学科でオススメなのは機電、化学、土木系です。家電系は言うまでもなく、強いです。化学はホワイト企業が多いので狙い目かもしれません。

土木は民間はヤバイところも多いですが、簡単に公務員になれます。

 

☆工学部に向いている人
・モノづくりがしたい
・集中力や体力に自信がある
・実験や研究に専念したい
・理論的に考えることが得意
・実用的な技術力を身につけたい
・技術を活かせる職に就きたい

農学部の特徴←理系だけど就職は強くない

農学部では、生物学を基礎にした、農学を中心とする教育がおこなわれます。
農学、園芸学、畜産学、農芸化学、農業工学、農業経済学、国際地域開発学、資源生物科学、応用生命科学などなど…非常に幅広い分野の教育・研究がなされています。また、農場や実習林を保有し、実習に利用している大学も数多くあります。

近年は、地球規模の環境破壊、途上国を中心とした食糧危機といった深刻な問題が広がっています。そのような問題を解決することを中心的な目的とし、さらにはバイオテクノロジーなどの先端科学を研究します。農業および農業をルーツに発展してきた産業や領域についての研究や、品種の改良や害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、「人と自然が共生するための方法」を研究しているのが農学部です。

卒業生の就職先は食品メーカー、薬品・化粧品メーカー、園芸関係などへの就職がメインですが、正直そこまで有利ではありません…

そもそも定員が少ないですし、普通に家電系の方が採用枠が多かったりします。

バイオ系ははっきりいってコスパが悪いです。

 

パペット土方で検索してください。

動植物が好きであることはもちろん大事ですが、理工系の知識も多く用いるので、理科や数学に対して抵抗がないことも大事です。また、調査や飼育など自然の中で作業することも多いので、体を動かすことが好きであることも農学部では大切になります。

 

農学部に向いている人
・動植物が好き
・農業や飼育に興味がある
・体を動かすことが好き
・環境問題に興味がある
・バイオテクノロジーについて深く知りたい
・薬品や化粧品の開発・研究をしたい

 

医療系

手堅い医療系。せっかく大学行くなら難関資格を取るのもいいと思います。個人的に薬学部がオススメ。二つ目の人生があるのであれば薬学部に行ってみたいですね。

医、歯、薬は6年制なので学費も高くなります。また、社会に出るのが遅くなりますので、女の子はなるべく早く結婚相手を見つけましょう。

 

医学部の特徴←エリートしか入れません

医学部は入るだけでも大変です。その点が他の学部とは大きく違います。

私立ならとにかく金がかかる。勉強は難しい。そもそも医学部に入るのが難しい。

かなり常人離れしたエリートが入る学部なので、一般人からすると、選択肢にすら入りません。

医学部では、大きく分けて、基礎医学臨床医学社会医学を学びます。医師の養成をするために、病気の治療と健康の維持・増進を目的とした学問の教授をしています。

6年間の勉強の末に卒業試験に合格してから、毎年2月中旬に行われる医師国家試験を受け、合格すれば医師として働き始めることができます。
カリキュラムは、大学によって違いはありますが、1年次は一般教養や基礎医学を中心に、医療現場での臨床実習も行い、倫理観や医師としての心構えを身につけます。2~4年次は医学の専門的基礎知識や臨床医学を学びながら、多くの実験・実習をこなします。4年次には、修得した知識や技能などを評価する全国共用試験を受けます。これに合格しないと5年次の臨床実習に進めません。5~6年次は臨床実習漬けです。6年次の後半にある卒業試験に合格すると、医師国家試験の受験資格が得られます。

 

ちなみに、医師国家試験に合格し、医学部を卒業したあと、2年間は大学病院や厚生労働省の指定病院で臨床研修を受けることとなります。(※この期間給与はありますが、アルバイトなどは禁止されています。)

医師には、全人的な治療ができる高い臨床能力だけでなく、臨機応変かつ柔軟に対応できる能力、患者とその家族およびチーム医療のうえで不可欠なコミュニケーション能力も求められます。大学の6年間でその土台となる知恵や知識・技術・教養を養っていきます。

医学部に進むことが出来れば、きちんと大学で勉強と実習を重ね、国家試験に合格すると、必ず医師として働くことが出来るので、職に困らないというのも特徴です。ただし、そこまでの道のりには必死の努力が欠かせません。実直で努力家というのも医学部には重要な素質だと言えます。

☆医学部に向いている人
・医者になりたい
・病気の治療をしたい
・人体の解剖に抵抗がない
・勉強熱心だ
・人の役に立ちたい
・実直な人

薬学部の特徴←オススメ!勉強は辛いけど人生の選択肢が広い

薬学部では、薬をはじめとする化学物質を人間の健康や病気治療との関わりから研究をしています。

薬学部に進学する人は、基本的には薬剤師など、人々が「薬」を安全に使用できるような手助けをする職業に就きます。
薬学部の学科には、「薬剤師を育成する6年制」と「薬学研究を行う4年制」があります。どちらのカリキュラムも、大きくは基礎薬学(有機化学や薬科学、分析化学など)と応用薬学(製薬学、医療薬学、衛生薬学など)の2つに分かれます。

 

6年制では、1年次で教養科目や基礎科目を中心に学び、2~4年次にかけては、医学の基礎知識と専門科目を学びます。病院や薬局での調剤や製薬会社での製剤の基礎技術、患者を相手にした服薬指導などの実習も多いです。4年次には医学科と同様の共用試験が行われます。合格すると5年次に病院や薬局での長期にわたる実務実習を受け、チーム医療や患者対応に欠かせないコミュニケーション力などの実践力を養います。6年次は2月下旬または3月上旬におこなわれる薬剤師国家試験の合格を目指します。

4年制は、生命科学創薬科学など「薬」の研究に重点を置いたカリキュラムとなっています。

4年制では薬剤師の資格は取れないので注意!

 

薬剤師の資格を取得して卒業すると、大半の人は薬局の薬剤師や病院薬剤師として薬の処方・指導にあたります。また、製薬会社で新薬の研究・開発に取り組むほか、化学・食品・衛生関連の企業などで新製品の開発にかかわる研究者・技術者として活躍することもできます。4年制では、薬剤師国家試験受験資格は得られませんが、卒業後の進路は製薬会社や大学におけるバイオベンチャー、医療行政の専門スタッフ、製薬会社担当者など、多岐にわたっています。

薬学部も、医学部と同様に資格を得られる学部なので、将来の職の安定性の面からみても人気な学部の1つです。6年制であれば国家資格を得られるので、再就職に役立ちます。出産や育児のために一度仕事を離れる可能性の高い女性は、薬学部に進学して資格を得ようとする人が多くいます。

働き方の選択肢が多く、一度資格を取ってしまえば、ライフスタイルのに合わせて仕事を選べるので女性には大変オススメの学部です。

 

☆薬学部に向いている人
・勉強熱心だ
・化学が好きだ
・人とコミュニケーションを取るのが好きだ
・人に教えることが好きだ
・几帳面な性格だ
・薬の安全性などを研究したい

歯学部の特徴←親が歯医者ならここ

歯学部では、歯と口全体の健康を守るため、治療や矯正、加工にかかわる医学と医術を勉強します。

歯学部というのは、ある種の専門学校のようなもので、卒業後はほぼすべての人が歯科医師となります。多くの歯学部・歯学科は、医学部と同様に6年制で、歯科医師国家試験に合格すると歯科医師になることができます。

歯科医師を養成する6年制は、多くの大学が医学部と似たカリキュラム構成となっています。1~2年次は一般教養科目を中心とし、歯科入門科目を学んでいきます。2~4年次には、人体解剖や全身病理学を含む基礎医学を修得するほか、臨床歯学(口腔生理学、口腔解剖学など)の基礎を学び、実習も年次を追うごとに増えていきます。歯学部でも、医学部や薬学部と同様に、人体解剖や臨床実習をするのです。5年次には共用試験が行われ、これに合格しないと本格的な臨床実習を受けることはできません。6年次は、診断をはじめ歯石除去、抜歯、入れ歯の製作・調整など豊富な臨床実習を通して高度な技能を修得し、2月におこなわれる国家試験を受験します。ちなみに、卒業後1年目は研修医として働くことが義務付けられています。

 

多くの卒業生は臨床研修後、病院歯科や歯科医院に勤務します。そして、何年後かに独立し、歯科、審美歯科の開業をする人もいます。このほか、大学の教育や研究に携わったり、関係省庁・保健所の職員と医療関連企業の研究開発部門で専門スタッフとして活躍する道もあります。

歯医者はコンビニよりも多いと言われるように、歯科医師の増大と少子高齢化の影響から、多少の就職難が囁かれています。

親が開業している歯科医師であればいいですが、自分から開業するとなると、経営のセンスが必要になります。

他の医療系資格と比べると経営センスがないと大変な割に儲からない職業になるので注意が必要です。文系資格と似たような感じですね。

 

☆歯学部に向いている人
歯科医師になりたい
インプラント治療を学びたい
・勉強熱心だ
・細かで繊細な作業が得意
・コミュニケーションを取るのが好きだ

看護学部の特徴←仕事は大変だけど食いっぱぐれることはない

看護学部では、人をケアすることのすべてについて科学的に研究している学問を学びます。

看護学部看護学科は4年制です。看護学では、まず、人間を理解するために哲学、倫理学、心理学、教育学、生物学、化学などの科目を履修します。つまり、人文科学や自然科学とも密接に関わっているのです。実際にケアを必要とする人々の役に立たなければ意味を持たないので、人文科学と自然科学の研究もおこない、理論と実践の両面から裏付けられた知識・技術を習得していくのです。
その後、専門科目の基礎となる解剖生理学、栄養学、病理学、微生物学、免疫学、薬学、さらに環境や健康に関する科目などを履修していきます。年次ごとに実習も増えていきます。看護学の研究分野は、実際の看護法などを研究する「基礎看護学」や、患者の精神的なケアの研究をする「精神看護学」のほか、患者の置かれた状況までを配慮する「地域看護学」や「在宅看護学」などに分けられます。
けれども、こういった知識だけでは不十分で、患者の精神状態や生活環境にまで目を向けていかなければなりません。苦しむ患者を前にした現実と、常に向き合わなければならない、実践科学的な学問が看護学なのです。

 

卒業すると看護師の国家試験受験資格が得られます。試験に合格し、病院、診療所、企業の健康管理センターなどで看護師として働く人がほとんどです。付属病院がある大学では、大学病院に勤務する人も多く、専門を生かせる食品製造、医薬品会社などへ就職する人もいます。国家資格を得られるので、再就職に有利という点から、出産や育児が伴う女性に看護学部は人気です。

看護学部に向いている人
・看護師になりたい
・世話をすることが好きだ
・人の役に立ちたい
・コミュニケーションを取るのが好きだ
・体力に自信がある
・快活な性格だ


文理融合学部←文理選択に迷う人はここでok

近年は学問の多様化にあたって、文理融合型の学部が、多数の大学で創設され始めています。

日本大学文理学部

文理融合学部の先駆けである通称SFC

慶應義塾大学総合政策学部環境情報学部があります。

人文社会科学と自然科学が融合したタイプの学問を学ぶことになります。文理融合型の学部の受験科目は、英語と数学から1科目選択可など、文系でも理系でも縛りなく受験することが出来るようになっています。

文理両方の側面を研究することができるのが文理融合型の学部の特徴です。

メインとしては、学際的な学問がメインになります。情報系や心理系、環境系あたりでしょうか。

また、友人関係が広がるというのも文理融合型の学部の1つのメリットです。同じ学部でも、ある人は経済について研究しているが、ある人は数学的研究をしているといった状況ができあがります。一つの学問分野に縛られずに、多角的な視野を持つ可能性が広がります。専門を深く狭くではなく、幅広い視点や学際的な視点での教育が重視されていることから、複数の分野にまたがる問題解決を試みる能力の向上が期待されます。

☆文理融合型の学部に向いている人

・興味分野がまだ明確ではない
・深く狭く、よりも幅広い視点で物事を見ていきたい
・交友関係の幅を広げたい
・従来の規則に縛られたくない
・新しいことに興味津々だ
・情報社会について多角的な視野から研究したい

 

<学部の選び方>

①将来どんな職に就きたいか
②好きな科目は何か
③得意な科目は何か

 

①が明確な人は自ずと決まるはずです。医者になりたかったら医学部に入るしかありません。

大抵の人は将来就きたい仕事が決まっていないと思うので、得意科目や好きな科目から選ぶといいでしょう。

分離に迷う時点で理系は向いていません。理系は専門性の高い分野です。それが大好きでそれだけをやっていたいと言う人が行くべき道です。

文系の学問も面白そうだ!でも理系の学問も興味ある…って言う人は浅く広く学びたいタイプなので、そもそも理系に行っても幸せにはなりません。研究職や資格職(医者や建築士など)以外なら文系でもなることができます。文理融合学部や経済学部、社会学部、メディア系や情報系の学科がオススメです。

自由度が高いので、好きなことを学べます。

②好きな科目があるということはその分野に興味があると言うことです。そして、③の得意な科目へと自ずと繋がってくるのです。

好きな科目と得意な科目は違いますが、大抵リンクしてきますので、得意な科目で学部を選ぶといいでしょう。