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専門店

 

[業界研究] 専門店

概要

家電量販店、ドラッグストア、ホームセンター、カー用品店、衣料品店、雑貨・家具、おもちゃ、眼鏡など、特定の商品またはテーマのもとに商品を販売する業態。
豊富な専門知識と圧倒的な品揃えで急速にシェアを拡大した。

ドラッグストアは引き続き好調だが家電量販店とホームセンターは微減
経済産業省の商業動態統計によれば、2016年度の家電量販店の売上げは前年度比0.7%減の4兆1,984億円、ドラッグストアの売上げは同5.3%増の5兆7,668億円、ホームセンターは同0.4%減の3兆3,040億円だった。

家電量販店では、カメラ類が前年度比10.7%減、情報家電が同4.6%減、AV家電が同1.1%減となったが、通信家電が同3.1%増、生活家電が同2.4%増と伸びたため、小幅のマイナスにとどまった。

ドラッグストアでは、総売上の約4分の1を占める食品が前年度比11.4%増となったほか、家庭用品・日用消耗品・ペット用品が同7.2%増、化粧品・小物が同4.1%増、OTC医薬品が同3.8%増、健康食品が同2.2%増と総じて良い数字を記録したが、調剤医薬品だけは同2.7%減となった。
ドラッグストア全体の売上げは前年度の9.2%増からは伸び率が下がったものの、中国人を中心とする訪日外国人がドラッグストアで買物をしていることもあり堅調といえよう。

ホームセンターでは、DIY用具・素材が前年度比0.4%増、ペット・ペット用品が同1.4%増、オフィス・カルチャーが同0.3%増となった一方、電気が同1.1%減、インテリアが同4.2%減、園芸・エクステリアが同1.8%減、カー用品・アウトドアが同2.3%減とばらつきがあったが、全体的には微減にとどまった。
PB商品の拡充や海外展開など将来を見据えた取り組みを強化
専門店ではそれぞれ得意とする特定分野の商品を主に取り扱う。
家電量販店では、電気製品を中心にゲーム機器やカメラのほか、化粧品や旅行用品などまで取り扱っている。

ドラッグストアでは、薬を中心に日用雑貨や食料品などを、ホームセンターでは建築資材や工具、園芸用品などを取り扱っている。

また、ディスカウントストアは、日用品や衣料品、雑貨などをチェーン展開による大量仕入れで、常に低価格で提供することを特長としている。

健康意識の高まりもあり、ドラッグストアの業績は堅調と見られるが、不安要素としては一般用医薬品のネット通販の影響が考えられる。

ホームセンターやディスカウントストアも、業績は堅調だが、人口減少が進む国内市場縮小の影響は今後避けられない。

そのため、専門店の多くは、PB(プライベートブランド)商品の強化や、従来とは異なる高級感を打ち出した店舗の展開、海外市場の開拓などの取り組みを強化している。

 

豆知識

顧客満足度(CS= Customer Satisfaction)と従業員満足度(ES= Employee Satisfaction)
自社の製品やサービスに対して、顧客がどの程度満足しているのかについて調査し数値化した指標のこと。
この指標を分析することで、製品・サービスの質的向上を目指している。

生産性や効率を多少犠牲にしても、顧客満足度を高めることがよい結果を生むといわれている。
ただ、顧客満足度を高めることは会社の業績向上につながるが、それだけを意識しすぎると、従業員のモチベーションが下がり、かえって業務効率が悪くなることがある。

そのため、顧客満足度を向上させるためには、まず従業員満足度を向上させなければならないという考え方が一般的になっている。

業界関連用語

カテゴリーキラー
ある特定の商品分野(衣類・家電・スポーツ用品・住居用品など)において、圧倒的な品揃えと安さを武器に展開する大型専門店のこと。また、カテゴリーキラーを集めたショッピングセンターのことをパワーセンターと呼ぶ。専門性と低価格が特徴で、都市郊外に出店することが多い。アウトレットストアやオフプライスの店を集めた「アウトレットモール」と並んで、新しい業態の商圏として注目されている。

●SPA
「自社オリジナル企画ブランドによるアパレル製造直売専門店」(Speciality Store Retailer of Private Label Apparel)の意味。現在では意味が拡大され、アパレルに限らず企画製造販売型ブランドビジネス全般をさす。店頭で販売情報を把握し、即、素材・資材の調達・加工から製品化に反映できるシステムのため、流行やニーズの変化にフレキシブルに対応できる。

どんな仕事があるの?

●営業販売
対面販売を基本とする専門店の“顔”。購入の際の参考になるよう、商品に関する専門知識をお客さまに提供する。

●バイヤー
商品の仕入れ・管理を行う。旬の商品を仕入れるための情報感度の高さ、メーカーとの交渉能力が求められる。海外メーカーとの共同開発を手がけることも。

●店舗開発
集客を左右する新店舗立地の選定、地権者との調整、テナントビルの確保など、店舗展開に関する一切の業務を行う。

ストアマネージャー
店舗の責任者として、スタッフをまとめたり売り上げを管理するなど、現場のすべてを仕切る。

●スーパーバイザー
店舗を巡回し、よりよい売り場づくりやスタッフ教育など総合的なアドバイスを行う。